西遊記パロ1 三蔵法師:ソーマ・ピーリス 悟空:パトリック・コーラサワー 悟空2:グラハム・エーカー 八戒:ビリー・カタギリ 悟浄:ライル・ディランディ ※上記のように役割を決めてはみたものの、実際、役決め通りに働いてくれてるのはソーマちゃんだけ です。なので、これはほとんど無視してください。 寺院を離れ、旅に出たソーマ。道中、世話好き・面白いもの好きのコーラサワーに出会い、旅について くることを許可する。 それから、西方に巣くうという悪の組織を退治しようと旅にでるところだったグラハムとカタギリも仲 間に加え、四人は西方を目指す。 ある大きな河へ辿り着いた五人。船を探し、渡ろうとしたところをライルに襲われる。けれどグラハム の説得で和解。 ライルは生き別れた兄を捜して旅をしていた。盗賊に襲われ、家族は皆死に、生き残ったのは兄と自分 だけであったという。瀕死だった自分を助けるために兄は西に寺院を構えるという偉い僧侶に助けを乞 い、傷を治してもらう代わりにその僧侶との契約に従い、一人、西へ旅立ってしまった。 怪我が回復し、西へ兄を追いかけたが、流れた月日は長く、優に十年も経っていた。追いつける筈もな かった。 西までの道のりはあと半分。そこで出会った僧侶とお告げ。しかしそのお告げはお金に困った村人が、 金欲しさについたでたらめだったことを知るライル。 ソーマは共に西を目指そうとライルを仲間に誘う。こうしてまた一人、仲間が増えた。 一行の前に立ちはだかる高い山。唯一の峠道は巨大な要塞に塞がれて通ることができない。 麓の村人によると、そこには強力な力を持った妖魔たちが住んでおり、無理矢理通ろうとすると抵抗し、 最悪の場合殺されてしまうという。 妖魔たちは一様に白い服を着、そして皆、子供の姿をしているらしい。それは十年が経った今でも変わ らず、妖魔たちは一向に歳を取らないという話だった。 悪いことは言わない。あの山を越えるのは諦めなさい。どうしてもと言うのなら山を迂回し、先を進み なさい。村人は口をそろえてそう言った。 山を迂回するとなると、最低でも三ヶ月はかかる。 パトリックは真っ直ぐ進むと言ってきかない。村人は「無理だ」と止める。 唐突にグラハムは立ち上がり「そんな道理、私の無理でこじ開ける」と宣言。 「それならば」と折れた村人は、金色の目をした妖魔と銀色の目をした妖魔に特に気をつけろ、と告げ た。 山へ向かう六人。山中、金色の目をした青年に出会う。 ?「おめぇら、どこに行くんだ?この先にはあの要塞しかねぇぞ」 ソ「私たちは西へ向かっている。要塞を通らせてもらえば近道だと聞いた」 ?「やめとけ。あそこは誰も通さねぇ。大人しく迂回路を使いな」 パ「嫌だね。俺は真っ直ぐ西を目指したいんだ」 ?「どうしても行くのか…?」 グ「なに、ただ通らせてもらうだけさ。何もしやしない」 カ「せめて菓子折の一つも持ってくるのが礼儀だったかな」 ?「そんなもん貰っても、通さねぇっつったら通さねぇんだよ。もう一回訊く。おめぇら、本当にあの 要塞へ行くつもりか…?」 パ「もちろんだ!!」 ?「なら…ここでくたばりな…!!」 突然、襲いかかってくる男。 ラ「ちょっ、いきなり何を…!!」 ?「麓の奴らは言ってなかったか?“金色の目をした妖魔に気をつけな”ってよ!!」 カ「しかし、妖魔はみな子供の姿なのでは…!?」 ?「俺は突然変異さ!!名はハレルヤ。テメェらは一匹も、此処を通らせはしねぇ…!!」 男……ハレルヤは容赦なくソーマたちに攻撃してきた。接近戦では負け知らずだったグラハムとパトリ ックでも歯が立たず、特殊な気功の使えるソーマでもハレルヤを止めることはできない。 ソーマと似たような気功を用い、ライルの飛び道具さえも弾く。お手上げかと思われたその時、カタギ リが妙案を思いつく。 その作戦によってハレルヤを拘束することに成功した六人は、ハレルヤを連れて要塞へと進んでいった。 ソ「ハレルヤ、と言ったな。何故、要塞に人を入れることを拒む」 ハ「‥‥‥‥‥」 カ「答えてくれないと、少し痛い目を見るよ?」 ハ「っつ…!!」 ラ「やめろよビリー。さっきので十分痛手を負ってるはずだ。なぁハレルヤ、話してくれないか」 ハ「‥‥信用できないからだ」 グ「別に君たちを殺そうというわけではない。ただ要塞を通らせて欲しいと‥‥」 ハ「みんなそう言った!!今までにも、何人かはあの要塞に入れてやったことはあったんだ!!」 パ「なんだ。それなら俺たちも…」 ハ「…死んだんだよ‥‥」 ソ「なに…?」 ハ「あの要塞を人が通るたびに、俺たちの仲間が死んだ!!病気にかかった!!」 ラ「殺されたのか…?」 ハ「“呪い”だ。要塞に人間を入れると俺たちに憑いた悪魔が騒ぎ出して、体の主を蝕む」 カ「要塞を守れという呪いなのかい?」 ハ「知らねぇ。ただ、あの要塞から外に出ると呪いが発動するんだ。俺もそのせいで一度は死にかけた。 だから、外界の何かに体内の悪魔が反応して暴れるんだって。俺たちはそう思ってる」 つまり、ハレルヤは一度死にかけたが、その過程で何らかの突然変異が起こり要塞の外でも活動できる ようになったが、未だ要塞にいる他の子供たちは外気に触れると“呪い”が発動し、死亡するという。 外気に接している“人間”は彼らにとって有害であり…、 ハ「ただ、俺たちに教えを導いてくれる法師は、人間だけど“呪い”は発動しなかった。法師と、俺た ちと同じ“気”を持つ奴は悪魔も反応しないんだって言っていた」 ハレルヤは外気に触れて要塞に戻るが、他の子供たちに“呪い”が発動することはないという。それは ハレルヤが同じ“気”を持つ仲間であるかららしい。 グ「その法師というのは何者だ?」 ハ「どっかの寺の僧侶だとよ。西側から来るんだ」 グ「西、か…」 要塞に辿り着く一行。 ハ「待てよ。駄目だ。行かせやしねぇ…。アイツらを、アレルヤを、死なせてたまるか…!」 ソ「アレルヤ…?」 ?「ハレルヤ!!」 要塞の大きな門。日ノ本の国で有名な羅生門のような、二階に屋根裏のついているような立派な門。そ の下に十歳くらいの一人の少年が立っていた。その向こうには、同じ服を着た子供たちが遠巻きに門の 外のソーマたちを見ている。 ハ「駄目だアレルヤ!出てくんじゃねぇぞ!!こんな奴ら、すぐにはっ倒してそっちに行く!!ぜってー出 るなよ!!」 どうやら門の下までは出てきても平気らしい。しかしその先はハレルヤ以外の彼らにとって地獄と化す。 拘束を振り切ろうとするハレルヤ。しかしカタギリの作った縄はちょっとやそっとでは外れない。 気丈に佇む華奢な少年にグラハムは問いかけた。 グ「取引をしよう、アレルヤ君?見たところ、君が麓の村人たちの言っていた注意すべきもうひとりの 妖魔、“銀色の目をした妖魔”だね?」 ア「‥‥‥そうです」 グ「我々は西へ向かって旅をしている。この山を越えるため、この要塞を通らせてほしいのだ」 ア「それなら、迂回路を使ってください。この要塞にあなた方を招き入れることはできません」 グ「長居するわけではない。我々が通り抜けるまで窮屈をさせて申し訳ないが部屋に籠もっていてくれ れば、おそらく呪いとやらは発動しない筈だ」 カ「理論上はね。外気に触れて発動するのならおそらくそれで防げる筈なんだ」 ア「あくまで推論なんですね。けれど、残念でした。その方法は試したけれど失敗しています。諦めて 迂回路を使ってください」 グ「取引をしようと言った筈だよ。その要塞を通してもらえないのなら、ハレルヤ君は君たちに返せな いな」 ラ「ちょっ、それはいくらなんでも‥‥!」 カ「考えがあるんだよ。彼に任せよう」 グ「どうかな、アレルヤ君?」 ア「っ、卑怯だ…!!」 グ「卑怯者と罵られようと、私は西へと急いでいるのでね!」 グラハムはこう考えていた。 西国に高位の寺院があるのは事実だ。けれど、子供たちが何年も成長しない点や、ハレルヤの異常な戦 闘力は何らかの人体実験が影響しているのではないかと。ハレルヤの言う法師とは、自分たちの追って いる西にある組織の者なのではないかと。 拘束したハレルヤの体内組織をカタギリが簡単に調べたところ、投薬実験の痕跡が見つかった。 つまり、外の人間の持ち込む外気に触れた程度では子供たちは死なない。 極度の病原体への抗体の低下が原因なら、研究者で薬剤師のカタギリならば除菌の薬など一時間もせず に精製可能だ。 だとすれば、後の問題は、道を開けてもらうこと。 それならば多少強引にでも…! ア「ハレルヤは返してもらいます。けれど、要塞へは立ち入らせません」 グ「聞き分けのない子だね」 ア「もう一度言います。ハレルヤを返して。そしてここから立ち去ってください」 グ「できない相談だ」 ア「それなら…仕方ありません」 ハ「っざけんな!!俺のことなんかいいんだよ!!出てくんなアレルヤ!!」 アレルヤは門の屋根の下から、ゆっくりと歩み出して来ていた。ハレルヤは暴れるが縄はほどけない。 ア「仕方ないんだよ、ハレルヤ…。僕は、仲間の命を危険にさらすことはできない。だけど、弟の君を 見捨てることもできない」 ラ「弟…!?じゃ、あの子はハレルヤの…!」 ハ「やめろアレルヤ!!っ、兄貴!!」 ア「おまけに、“敵”は用心深くて僕の間合いに入って来てくれない」 アレルヤは門の前で立ち止まり、首を傾げて微笑んだ。 ア「そしたら、僕が出てくるしかないじゃない」 ハ「戻れアレルヤっ!アレルヤ…っ!!」 アレルヤは何かを唱えている。風に乗って聞こえてきたそれにソーマがいち早く反応した。 ソ「退いて!!地面に伏せてください!!」 ア「逃がさない…っ!!」 アレルヤは両手を前に突き出す。光が迸り、地面を抉りながら衝撃波が咄嗟に盾になったグラハムとパ トリックを襲った。 ソーマの放つ気功と同じか、それ以上の力だ。その余波でハレルヤを拘束していた縄は切れる。 ハ「アレルヤ!!」 ア「ハレルヤ…。さ、おいで…、っ?」 ケホッとアレルヤは咳き込む。地面を濡らした緋色。 ぐらりと傾くアレルヤの身体。ハレルヤは手を伸ばして倒れるアレルヤを抱き留めた。 ハ「アレルヤ!!駄目だ!死んだら許さねぇ!!」 カ「急いで中へ!!」 ハ「テメェらを入れるわけにはいかねぇ!!」 ソ「大丈夫!少なくとも、私はあなた達と同類‥‥同じ超兵です!!」 ハ「なに‥‥?」 ソ「話は後!早く彼を中へ!!」 カタギリの治療とソーマの気功で一命をとりとめるアレルヤ。 一連の“呪い”の種明かしはこうだ。 超兵実験と呼ばれる実験を施されていた彼らは、ある鉱物の出す特殊な粒子を体に取り込まなければ生 体を維持することができなくなっていた。 要塞にはその鉱物が至る所に存在しており、普通に生活することが可能だった。 しかしその鉱物は一般的には大変貴重なもので、要塞に招き入れた人間は大量にその鉱物を勝手に盗み、 その結果、鉱物の出す粒子数が足らなくなり、接種の量が一定数に足らなくなった被検体の子供が死ん でいったというわけだ。 鉱物の全体数が減り、その全体数に見合うまで子供は死に、そしてまた粒子量が安定する。 要塞の外に出れば粒子が存在しないのだから子供は死ぬ。 ソ「私も、此処とは別の超兵実験施設で生まれて育った。けれど、身体実験は神の意に背くこと。施設 は閉鎖され、私は今の寺院へ引き取られた。時は既に遅く、生き残っていた被検体は私ひとりだっ たが…」 ソーマは両耳のピアスを見せた。 ソ「この石に見覚えはないか、ハレルヤ」 ハ「あ?いや…」 ア「その石…前にハレルヤが瀕死になった時に、確かお守りだって、助けてくれた旅人さんが…」 ハ「そういや…!!」 ハレルヤの右耳にはソーマのものと同じ鉱石のピアスが。自分では見えなかったため、すぐに同じ物だ とは気づかなかったのだ。 ソ「特殊な加工法を用いているが、このピアスをしていれば普通の人間と同じように暮らせる。訓練を 続ければ気功の力も衰えることはない。ハレルヤ、お前は気功の訓練をサボっていたな?さっきの 戦闘で、体術はとてつもなく優れていたが、気功に関してはまるきり素人同然だったぞ」 ア「ハレルヤは外に出られるようになってからはいつも、気功の訓練になると此処を抜け出して遊びに 行ってたからね」 ハ「余計なお世話だよ!」 常に大量の鉱物の側にいると、必要以上の粒子を接種することになり身体組織の成長が止まってしまう。 けれど、ちょくちょく要塞を抜け出して遊び歩いていたハレルヤは過剰な粒子の接種を避けられていた ため、兄であるアレルヤを抜かすほどの成長を見せたのである。 カ「きっとこの場所から離れて暮らすようになれば、すぐに年齢と同じ外見に成長できると思うよ。こ こにいる人数全員分のピアスを精製するのは少し骨がいるけれど、研究者としての腕の見せ所と考 えれば面白そうだね」 グ「いつまでもこの場所に留まることはよくない。十日に一度の割合で法師は此処を訪れていたそうだ が、前回、法師が訪れたのはいつだい?」 ア「二日前です」 グ「ならばカタギリ。五日で精製を完了してくれたまえ」 カ「まったく。相変わらず無茶を言ってくれるよ」 グ「彼らが逃げるための日数も必要だ。我々が追っ手を許すことなど、あり得ないだろうがな」 パ「当たり前だぜ!!」 要塞の中は白色の多い空間だった。それ以外は特殊粒子を発する鉱物の青が壁や天井を埋め尽くす。 白と青がこぼれる空間に置かれたベッド。被験者たちに与えられた部屋にあるのは無機質なそれだけだ。 アレルヤはそこに寝かされ、ハレルヤが要塞の子供たちに説明をしたとはいえ、ソーマはともかく他の 四人はこの要塞には異質だった。なので必然的にカタギリはアレルヤの自室で作業し、他のみんなもそ れに付き合う感じになる。 グ「アレルヤ君」 ア「はい」 グ「ここを出ても、安全が確保できるまでは彼らを導いてやってくれないだろうか。子供の姿のままで は危険も多い」 ア「ええ、わかってます…」 パ「お前…なんか言いたいことあるのか…?」 ア「え…?」 パ「そんな顔してるぞ。おいハレルヤ。お前、アレルヤにわがまま言わせてやったことあんのかよ」 ハ「は!?…あのな、ここがどんな場所だったかわかってんだろ?‥‥まぁ、その中でもアレルヤは色々 ため込むタイプではあるよな」 ア「な、何言ってるのハレルヤっ!大丈夫だよ…。大丈夫ですよグラハムさん。みんなのことは任せて ください」 グ「何かしたいことがあるのなら、言ってみたまえ。できることなら力になろう」 ア「え…でも‥‥」 パ「言っとけって。な?」 ア「‥‥‥‥じゃあ、あの…、あの、僕も、一緒について行っていいですか…?」 グ「私たちにかい?」 ア「はい…。す、すいません。い、言ってみただけです。大丈夫です。みんなのこと、ちゃんと…」 パ「なんでだよ。俺たちと一緒に来たら、もっとたくさん人を傷つけなきゃいけないんだぞ」 ア「…この手で、けりをつけたくて…」 ラ「人体実験をしてた奴らにか。それならすぐに済む話だから、むしろ追っ手を気にしなくていいから ちょうどいいんじゃないのか?」 ア「あ、いや、あの…できれば、もっと先まで…」 グ「ふむ…?もっと先…、西の果てまでかい?」 ア「す、すいません!いいんです。ほんとに…」 ハ「アレルヤ…?」 ア「あの、ね…ハレルヤ…。僕、会いたい人がいるんだ」 ハ「? 俺たちの家族はみんな死んでるぜ。誰だよ」 ア「ロックオン…“ロックオン・ストラトス”って言ってた。八年前、西へ行った人。僕は彼を捜しに 行きたい」 ハ「西に?ここを通らせたってのか。そんな奴いたか…?」 ア「たぶん知ってるのは僕だけ。僕が一人で決めて、僕が一人であの人を西へ連れて行った」 ハ「おめぇ、なんでそんなこと…。仲間が死ぬかもしんないのに!」 ア「それは大丈夫だって確信があったから。現に、あの人が西へ行った後、誰も死ななかった」 カ「ちょっといいかい?そのころはまだ、外気に触れると呪いが発動すると信じていたわけだろう?ど うしてそんな確信を…?」 ア「それは…、ちょっと、言えないんですけど…」 グ「それで、君はその“ロックオン”という人物を捜しに行きたいのだね」 ア「ごめんなさい…」 グ「謝ることはない。いいだろう。ソーマ、彼を連れて行っても構わないな?」 ア「!?」 ソ「特に反対する理由はない。他の被験者たちなら、追っ手さえかからなければ大丈夫だろう。盗賊程 度なら自分の力でなんとかできる。もちろんハレルヤもついてくるんだろう?」 ハ「そりゃあ、アレルヤが行くなら俺も行く」 ア「だ、駄目だよ!大丈夫です!ちゃんとみんなのこと…!」 パ「今までろくに自分のしたいことできなかったんだろ。そろそろわがまま言っていい頃じゃねぇの? あれ?お前ら実際のところ今何歳?」 ア・ハ「そろそろ二十歳」 パ「あ、成長止まってんのか…。まぁ、遅すぎるくらいだよな」 ソ「一緒に行こう、アレルヤ、ハレルヤ」 ラ「俺も兄さんを捜してるんだ。見つかるといいな、アレルヤ」 ア「…ありがとうございます…」 それから鉱石を使ったピアスが完成し、麓の村人に事情を説明し、要塞の謎を伝えた。 アレルヤとハレルヤの服を調達し、七人に増えた一行は要塞を越え、西の地へ足を踏み入れる。 間もなく、研究者たちのアジトを発見し、アレルヤとハレルヤの手によって研究所は壊滅した。しかし 始末したのは組織の一支部。これから先も同じような境遇の子供たちに会うかもしれない。その憂いを 抱きながら、一行は西へと進んでいく。 ---------------------------------------------------------------------------------------------- アレルヤとハレルヤは銀角と金角のつもりで書いたんですが、なんか仲間になっちゃいました(笑) ていうか、西遊記パロっぽいのはここまでです。この次の次辺りからはなんかちょっとあり得ないR-18ネ タになり、さらにその先は三国志的な話になり…。西遊記パロなんて嘘じゃんか!っていう展開になりま す(汗) 2009/02/25 |