西遊記パロ 4 番外編 雨が上がり、旅を再開した一行。 ある夜、みんなでたき火を囲んで食後のひとときを過ごしている時。 ちなみにライルの兄、ニール(ロックオン)にアレルヤが片思いしていることはみんなもう知っている。 カ「ところで、少し前から気になっていたんだけど、アレルヤ君」 ア「あ、はい…?」 グ・カ「「ずばり、ライルのお兄さんを要塞に入れた時、どういう方法を使ったんだい?」」 ア「え!?あ、いや…あの…それは…ちょっと‥‥」 ハ「俺には教えてくれてもいいよな?俺にも黙って勝手なことしやがって」 ア「えっ!?そ、それはそうなんだけど‥‥う、ううんっ、ハレルヤでも言えないよ!!」 パ「じゃあ俺にだけこっそりと…!」 ハ「それが一番無理だろ」 パ「なにぃぃぃぃ!?」 カ「さ、さぁさぁ!研究者は目覚めたらしつこいよ!!」 グ「右に同じく!!」 ア「グラハムさんは研究者じゃないじゃないですか!!」 パ「往生際が悪いぞアレルヤ!」 ラ「ぶっちゃけ俺もずっと気になってるんだよなぁ。教えてくれよアレルヤ」 ア「う‥‥で、でも…」 カ「せめてヒントだけでも!」 妥協することでより訊きやすくしようという作戦である。 押しに弱いアレルヤは随分と粘ったが、結局折れてしまう。 ア「い、一回しか言いませんよ!言ったら僕、見回り行きますからね!!」 パ「うんうん!!」 息を吸って、呼吸を整える。 ア「ぼ‥‥房中術…です‥‥」 ハ「はぁっ!?」 カ「これは意外だね」 グ「なんと!!」 ラ・パ「「ぼうちゅうじゅつ…?」」 ソ「‥‥‥‥‥‥‥////」 ソーマは顔を真っ赤にしてうつむく。 ア「ああああもう軽蔑でもなんでもしてくださいぃぃぃぃぃ!!!!!!」 カ「待ってアレルヤ君!ちなみにそれは…」 ア「八年前ですよ!!!!僕は十一歳でロックオンは十六歳です!!!!失礼します!!!!!!!!!」 ハ「待てアレルヤぁっ!!もっと詳しく話を聞かせやがれぇぇぇ!!」 ア「うわぁぁぁぁついてこないでぇぇぇぇ!!!!」 なんとか逃げ切ったアレルヤは川辺で延々と落ち込んでいたという…。 ア「ごめんねソーマ。ごめんねライル。ごめんねソーマ。ごめんねライル‥‥」 パ「なんだってぇぇぇぇ!!?あいつなんつー破廉恥な!!」 ラ「いや、あのさ…アレルヤにもショックだけど、ニール…兄さん…まさか誘ったの兄さぁぁぁぁん!!!!」 「ふぇっくしゅん!」 「どうした、ロックオン」 「噂でもされたか?」 「モテモテねっ!」 「単に風邪じゃねぇの?」 「気をつけたほうがいいね」 「う、うーん…?」 ------------------------------------------------------------------------------------------------ ちなみに最後の台詞はニル→セツ→ティエ→ネーナ→ミハ→ヨハ→ニルです。 2009/02/28 |