君を守るためのかくれんぼ　没ネタ 


＜ニールがライルのクローン設定＞

「なんでだよ！“一人目”は俺の役目だった筈だ!!それなのに、なんであの人が…っ。俺が
死んだらあの人が“ロックオン”になるんじゃなかったのかよ!!」

「ヤクメ、カエタ、カエタ。ニールノコト、シナセタクナカッタ、シナセタクナカッタ」

「っ…!?な、んだよ、それ…。おかしいだろ…。命令違反じゃねぇか。俺はあの人の代わり
に死ぬ、そういう命令だったじゃねぇか!!」

「なんで俺が生きてあの人が身代わりになってんだよ!!」

「落ち着いてロックオン！話がよくわからない!!」

「僕が理解しました。というより、漸く合点がいった。どうして地球から戻ってきたロック
オンが別人のようになっていたのか。文字通り、ロックオンとは別人だったんですね」

「そうだよ…っ。そして俺が死んだらあの人が次の“ロックオン・ストラトス”になるはず
だった‥‥なのにっ」

「その役目が変わってしまった。先に死ぬ筈だった貴方が生き残り、もう一人の貴方が――」

「っ、くそっ!!!!」

「ぐっ…！」

「アレルヤ!!なんであの人を守らなかった!?なんであの人を死なせた!!?なんでだ!!なんでだ
よ‥‥!!」

「ロックオン」

「せ、つな…っ」

「それは、アレルヤに言っても仕方のないことだし、俺達に言われても困る。第一、その言
葉に一番負い目を感じるのは…ロックオン、お前だとわかっているはずだ」

「――…っ。‥‥‥‥悪い、アレルヤ。刹那の、言うとおり…だ」

「わかってる‥‥わかってんだよ…！」



「“ロックオン・ストラトス”の役目は俺には果たしきれない。戦争根絶を果たす前に、戦
いの中で俺は死ぬと予測されていた。だからあの人が次の“ロックオン・ストラトス”とし
て待機していた、はずなのに」



「役目、変えたって‥‥。なに勝手なことしてんだよ…。ふざけんなよ…――」

「俺は…っ―――…俺は、アンタの本名を知らないんだぞ‥‥。俺は誰の名前を呼んで泣け
ばいいんだよ…っ」




＜でも死ネタにしたくないので、この後ハロからオフのメッセージを聞いた後、オフが登場
してくれると嬉しい。ただ右半身不随、右目失明、聴力低下という重傷だけど。＞



「悪い、ニール。なんて言って怒ってんのかわかんねぇんだ。けどどうせ、俺がお前の身代
わりになったことを怒ってんだろ？」

「俺を死なせたくなかった、って‥‥けど俺の役目は限界まで戦って死ぬことだ!!なんで今
更あんな…っ！」

「知っちまったからだよ」

「何を！」

「お前が、俺の弟だ、って」

「っ!?」

「確か、ニールの家族はテロで死んだんだよな。…ってことは俺の家族も死んだ訳だ。だっ
たら最後に一人残った家族を、死なせたくないと思うのは当然だろう？」

「俺の…兄貴‥‥!?違う、アンタは俺のオリジナルだって…!!俺はアンタのクローンだって…!!」

「えっと…クローン、って言ってんだよな。お前が俺のクローンなんてのは酷い嘘だ」

「証拠は!?」

「ニールの生まれた時に洗礼を受けた教会に行ってきた。調べたら、ディランディの名のつ
く赤ん坊は三人いた。ニール、お前とお前の妹、そして俺」

「偶然じゃないぜ。当時の神父に尋ねたら、俺とお前は双子だとさ。んで、双子の兄のほう
は４歳の時に誘拐されたんだと」

「一時はＣＢを恨んだぜ。可愛い弟の記憶いじって、自分をクローンだと思い込ませて死な
せようとしたんだからな」

「ニール。お前のその記憶はお前のもんだ。俺は本当は、お前の記憶を知ってるだけなんだ」

「ほ、んとう、に…？」

「今度は一緒に、墓参りに行こう。この戦いに生き残ってさ…」

「兄さ‥‥っ!!」




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で、感動ぶち壊しで



「ロックオンのお兄さん!!ロックオンを僕にください!!」

「弟を嫁に欲しければ俺の出す条件をクリアしやがれ!!」

「受けて立ちます!!」

「ちょっ…!!」




シリアスぶち壊し(笑)
ネタ書きっぽくて読みづらいのはすいません。。。
この頃、まだ作者はライルの名前を知らなかったのでそういう記述が多いです・・・。


2008/03/14

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