アレハレ 過去話 セルゲイさんの中間管理職故の苦悩(『繭に眠る記憶』)


セルゲイさんがハレルヤを避けていた理由、ありきたりですが、研究所の組織からハレルヤを守る
ため。

孤児院にいたハレルヤを見つけたセルゲイさんはすぐにアレルヤの双子の弟だと気づく。

組織に秘密裏にハレルヤ(アレルヤ)を引き取ったが、やがて組織に「お前の家にいる子どもは逃走
した実験体じゃないのか」と問い詰められる。
ハレルヤが第二人格で、あまり人前に出てこなかったことを幸いとし、セルゲイさんは引き取った
ハレルヤを「培養液に眠っているアレルヤの新しい身体の試験体」と報告する。
なので、あまり大っぴらにハレルヤを肯定することができず、ハレルヤはアレルヤの試験体故の障
害として扱うしかなかった。
アレルヤを精神科に通わせたのは建て前で、本当にハレルヤを消す気ならそれだけの技術が実は揃
っていた。

組織から抜けて遠い国へ逃亡すればハレルヤを認め、愛してやることができたが、組織の科学力が
なければアレルヤの身体が維持できない。
ハレルヤを無視し続け、アレルヤの身体が安定するのを待つ。
彼なりの苦渋の決断だった。

そんな折りにロックオンが現れた。彼が裏社会の人間だということは早い段階で気づいていた。
自分もそうであるが故の勘だったが街中でハロと一緒にいるロックオンを見かけて推測が確信に変
わる。
そして更にソレスタルビーイングの持つ科学力(と、違法医療取引に精通したナナシさんとの繋が
り)を知り、アレルヤとハレルヤをソレスタルビーイングに託すことを考える。

ロックオンがハレルヤ(アレルヤ)をください宣言をしたので、あとは時期を見てアレルヤの肉体を
ソレスタルビーイングに届けるだけのつもりが、アレハレに真実を先に知られてしまった。

セルゲイさんは組織の監視によりハレルヤと争うことになるが、目覚めたアレルヤに密かにすべて
を託した。






というような理由・経緯を事件中か事件後にアレルヤから知らされる。って感じで。


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