アレハレ 過去話 (『繭に眠る記憶』)


つまりアレルヤとハレルヤが元から別々の身体を持っています。

仕組みだけ説明すると、
死んだと思われた子アレルヤは実は仮死状態で、だとしても傷が酷くて培養液生活。
管理していたのはセルゲイさん。目覚めたのが、ハレルヤが研究所から逃げ出して二年後とか。
それからも培養液生活が続く。ゆりかごで眠るようになったのはここ数年。
肉体は見た目は完治していても実験の影響で、最悪の時は一ヶ月眠り続けて一時間、最近は一週間
寝て3時間しか自分の身体で動けない。
この場合の「眠る」というのは、身体が眠っている状態。

そもそも実は記憶の共有実験はアレルヤに関してだけ成功していて、研究員たちに銃を向ける前に
ハレルヤに話しかけた時、無意識にハレルヤの意識の中に入り込んでいた。
ハレルヤの身体に移ったアレルヤもアレルヤ自身。
つまり、ハレルヤの中のアレルヤはハレルヤが自己暗示で作ったアレルヤではなく、眠っているア
レルヤがハレルヤの身体を借りている状態。

では何故アレルヤは、ハレルヤに肉体が生きていることを言わなかったのか。
単に、ハレルヤに偽物の記憶が埋め込まれた時の影響がアレルヤに出ていた為。

アレルヤが熟睡した時にハレルヤは身体の主導権を握っていたが、実はこの時アレルヤは元の身体
に戻っている。
しかし大抵は元の身体も眠っているので普通に夢を見、身体が動ける状態の時は起き出してセルゲ
イさんと話をしたこともあったが、アレルヤはよく見る夢だと思っていた。

で、ネタ出しで、アレルヤが「自分は死んでいる」と告げられた時には、ショックから無意識の内
にハレルヤの身体から自分の身体に戻った。
だからハレルヤの声にも応えなくなったし、ハレルヤがアレルヤの存在を捕まえられなくなった。
身体に戻って、目覚めるのを待っていたセルゲイさんに事情を聞いて、ハレルヤとロックオンを助
ける為にゆりかごから飛び出していく。



なんかわかりづらい箇条書きですいません。。。
こういう訳でアレルヤとハレルヤが分裂してたんです。
結末編の後はソレスタルビーイングがゆりかごを引き取って、アレルヤを保護します。

合体…というか、アレルヤはまた一週間寝て3時間起きて…の生活なんで、ハレルヤの身体に居候
します(苦笑)アレルヤが主人格で。

最終的には完全分裂を目指したいようなそうでないような…。
たぶん、将来的に完全分裂するけど、話には書きません



とまぁ、死ネタ回避のために色々こね回してこういう無茶苦茶な設定になりました。(滝汗)

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