ハレルヤ 過去話 アレルヤの身体(『繭に眠る記憶』)


敵ボスと再度対峙し、窮地に陥るハレルヤとロックオン。
二人のピンチに現れたのはなんとアレルヤ!!
しかし、なんとか敵の手を切り抜けたのも束の間、アレルヤは大量の血を吐いて倒れてしまう。
※アレルヤは患者服着てます。

ぐったりとしたアレルヤを支えるように手と肩を貸して歩くハレルヤ。
アレルヤは額に汗を浮かべ、不安定な呼吸でなんとか意識を保っている。


「もうすぐだ…!しっかりしろよ、アレルヤ!!」

「ハ、レ…ルヤ‥‥っ」


研究室の扉を開くと武装した男たち。
アレルヤとハレルヤの背後からロックオンが全員を狙い撃つ。

「いいぞ、行け…!」

ハレルヤはロックオンに頷いて中に入る。
ロックオンは後ろを確認して中に入ると扉を封鎖する。
ハレルヤはアレルヤを機械の所まで連れて行って、台に寝かせる。(←種運のゆりかごみたいな)

「ハレ…ルヤ‥‥」

「大丈夫だ。もう追っ手はない。ちゃんとソレスタルビーイングに連れてってやる」

アレルヤはハレルヤの前髪をさらりと梳く。隠されていた銀色の瞳が晒される。
アレルヤは微笑を浮かべながら自らの前髪を払う。金色の瞳がハレルヤを見つめる。

「――ハレルヤ‥‥」

「アレルヤ…!!」

ハレルヤは自分の髪に指を絡めているアレルヤの手を取る。

「ごめん、ね‥‥も、起きて…られない‥‥」

「ゆっくり寝な。お前の寝坊癖はよく知ってる。待っててやるからよ」

「うん‥‥」

段々と力がなくなっていくアレルヤの指。
ハレルヤは怖くなってアレルヤの指を必死にすがるように握る。けれど震える所為で指がすり抜け、
落ちていく。

「おやすみ‥‥」

ゆりかごが閉じる。

「アレル、ヤ‥‥」

ゆりかごに手をつくハレルヤ。

『起きたら…また、たくさんお話しよう、ね‥‥』

ハッと、耳を押さえるハレルヤ。
確かに聴こえたアレルヤの声に涙を溢す。

「あぁ…おやすみ、アレルヤ…」







なんだかアレハレにとって兄弟で身を寄せ合って眠るというのは、研究所時代を思い出させる行為
なのかなと思いました。(小学生作文)

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