仮想FS



ゲイリー・ビアッジ(自称←本人がつけた名前なので)
18歳。
サーシェスのクローン。
クローンのため短命。長くもってあと10年の命。これまでよく生きてるほう。
これも短命のためか、老いが早く、年齢の割に見た目はサーシェスと瓜二つ。
サーシェスの仕事が仕事なため、余計な争い事に巻き込まれないようにど田舎で自給自足の生活をし
ている。
互いに互いの存在を知っているが、ゲイリーはサーシェスとかかわり合いたくないと思っているし、
サーシェスもゲイリーが短命なのを知っているのでわざわざ手をくださずとも死ぬだろうとほったら
かし。

ナナシさんと出会うのは、ありきたりだけど、重症のナナシさんを偶然ゲイリーが拾う、とか。

ナナシさんの重症の原因は勿論サーシェス。
通信手段がなく、CBと連絡が取れないまま、ナナシさんは傷が塞がるまでゲイリーの家に世話にな
る。
回復したナナシさんが家を去ろうとした時、サーシェスが…

という展開で。



すべての事件が片付いた後↓



「じゃ、ナナシ」

「行くのか?」

「CBの人たちが新しい家用意してくれたんだ。俺はまたそこでひっそりと暮らす」

「そうか」

「俺になんか言うことないのか?」



『ずっと俺の傍に居てくれ』

『行かないでくれ』



――とは、言えない…。



「――…元気でな‥‥」

「あっそ。そうかよ。じゃあ俺が言っていいか?」

「?」

「俺をお前の傍に居させてくれ」

「!!」

「確かに俺は戦えないし、大した役には立てねぇよ。でも…――」

「同じ場所にいる間は俺を頼ってくれ。俺は、お前のこと、好きだぜ?」



『同じ世界にいる間は俺を頼ってくれ。愛を誓ってやることはできないけど、でも、俺はお前のこと、
 好きだぜ?』



「あ…――っ」

「ナナシ?なんだよ、泣くほど嬉しいか?なんてな!」

「っ‥‥」

「ナナシ…?」



ゲイリーはゆっくりとナナシを抱き寄せる。とめどなく溢れるナナシの涙がゲイリーの服を濡らした。

「俺、ずっと傍に居るからな。泣きたくなったら、いつでも抱きしめてやるから…」

ナナシの手がゲイリーの服を強く掴む。

「――あ、えた…っ。俺も、会えた‥‥っ」



別世界の自分のように―――。


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感動ぶちこわしてすいません。
ナナシさん、気づいてますか?もう二度と鬼畜攻めキャラに戻れなくなってしまったこと(爆)
これからはDVツンデレキャラになりまーす(汗)

2008/05/27

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