半分バズーカ


随分前から思いついてたんですけど、『10年バズーカ』ならぬ『半分バズーカ』。
効果:身体と記憶が年齢の半分の頃に戻ってしまう。
FSでロックオンに仕掛けたい。
ハレルヤとナナシさんにも仕掛けたい。

ロックオン→12歳
ハレルヤ→10歳
ナナシさん→15歳くらい

になると思う。


<ロックオンの場合>
ロックオンはナナシさんを見て、

「今日は怪我してないんだ!よかった」(にっこり)
「あれ?そぉいや俺、みんなと出掛けてた筈なのに…」(きょろきょろ)
「ねぇお兄さん、みんなはどこ?ライルとエイミーは?」(泣きそう)
「俺とおんなじ顔してて、髪一つに縛ってて…!」(かなり限界)

不安と恐怖で限界ぎりぎりになるニール少年。
ナナシさんはニール坊やを抱き上げてただ微笑んでいる。

元に戻ったロックオン。変わっていた間の記憶はない。



次の被害者はハレルヤとナナシさん(ほぼ同時。ロックオンとは別の日)
アレルヤはちょうど自分の身体に戻る時間だったという設定で。

<ハレルヤの場合>
ハレルヤはシスターを殺された頃のハレルヤで、怯えた猫状態。
ロックオンをシスターと見間違えるけど違うとわかって、アレルヤが頭の中にいないことに混乱した
時にアレルヤ(大人)が登場。

(A↓)
「僕はちゃんとここにいるよ」
「僕たちはこんなにおっきくなるまで生きられたんだよ」
「幸せなんだよ、僕ら」
「この人たちと‥‥この人と、僕ら幸せに暮らしてる」
「だから怖がらないで。大丈夫だよ、ハレルヤ」
(A↑)



<ナナシさんの場合>
はしゃぐロックオンにくすりとも笑わないナナシさん(15歳)。

(N↓)
「ボスはここで俺に何をしろって言うんだ?」
「女達の相手の次は男かよ」
(N↑)

その時、CBの屋敷に侵入者が。

(N↓)
「あぁ…なるほどな」
「おい、邪魔するなよ?」
(N↑)

マイスターズが対処に出ようとしたのを止めてナイフを取り出す。

(N↓)
「奴らを殺れってことだろ?」
「俺の仕事取るなよ。俺の場所を取る気か?」
(N↑)

無慈悲に侵入者達を殺していくナナシ少年。

(N↓)
「俺は殺すだけだ。ボスの指示通りに」
「まだこの世界で一人でやっていくには早いから」
「寂しい?知らないな」
「笑う?何故?」
(N↑)

「寂しいよ、ナナシさん…っ」

(N↓)
「おかしな奴だな、お前。泣いてるのか」

「笑えば満足か?」
(N↑)

「はい」

「――…残念、無理。俺、ちゃんと笑ったことねぇから」

「こうです!こう!!ほら!」

「お前…泣きながら笑うなんて器用だな」

「20歳の頃のナナシさんは笑ってた!今のアンタも笑える筈だ!」

「ほらぁっ!!」

必死なロックオンに呆れたような苦笑いを微かに浮かべるナナシ少年。

「ほら、もっかい!!」

「しつこいぞ。も、黙れ」

ロックオンの襟を掴んで唇を唇で塞ぐナナシ少年。アレルヤが子ハレルヤを抱っこしながら叫んで
いる。その時、効き目が切れて二人の姿が戻る。
ハレルヤはアレルヤを殴り飛ばし、ナナシさんはすぐ近くにいるロックオンに「これはどういうこ
とかな」とニッコリ微笑む。ロックオンがナナシさんを抱きしめたのは当然の話(笑)



<騒動後。ロックオンとナナシさんの会話>

「ナナシさんが初めて笑ったのっていつなんですか?」

「うん?――…そうだね。殺す相手をあざけわらったのが初めてだと思うが?」

「楽しかったり嬉しかったりして笑ったのは?」

「人を殺すのは楽しかったが?」

「そういうんじゃなくてですね!」

「ニール坊やに初めて会った時だよ」

「え‥‥?」

「ニール坊やが初めて俺に慈愛をくれた。あの時に初めて俺は、人の言う“シアワセなキモチ”で
 笑った」

「俺‥‥覚えてないのに…」

「拗ねた顔も可愛いな、ニール坊や」





幸せな気持ち、とナナシさんは言っていますが「たぶんあんな感じなのかなー?」ってくらいあや
ふやな感覚で言っているので、この時点ではまだナナシさんの感情は豊かとは言えない(というの
が理想←オイ)

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