こんな夢を見ましたー 宇宙。国連正規軍の艦に会談に出向いたソレスタルビーイング。 スメラギとフェルト、アレルヤ、マリーは国連軍士官について移動。 刹那、ライル、ティエリア、沙慈は格納庫らしき場所で待機。 待機中の刹那たちの元へ現れたルイス。 「沙慈!!」 「ルイス!!」 飛びつき、抱き合った二人。 体を離したルイスの瞳が金色に輝いた。 「作戦の進行具合はどう?」 応じて輝き出す沙慈の瞳。 「うん…支障はないよ…」 場面は変わり、艦の廊下を移動しているスメラギたち。 先を歩く士官は嫌味ばかりを述べ、スメラギたちの不快度は増す一方だ。けれど今は耐える時。そう思 った時だった。 アロウズ戦艦。リント少佐の指揮する艦の砲門が開く。目標は、現在ソレスタルビーイングと国連軍が 会談を行っている戦艦。 「貴官は仲間の艦を撃つというのか!?」 「国連軍は我々アロウズとは別の組織です。仲間などではありませんよ」 「待て!やめろリント少佐ぁっ!!」 「貴女は甘いんですよ、マネキン大佐。主砲、てぇぇーーっ!!」 リント少佐の指揮で、カティの制止虚しく主砲は発射される。 国連軍の戦艦の船首部分を薙いだ赤いビーム砲。 廊下にいたスメラギたち。数メートル先を歩いていた士官の姿が忽然と消える。 「え…?」 「赤い…っ」「GN粒子…!!」 呆然とするスメラギとフェルト。反射の早いアレルヤとマリーが急いで二人を廊下のもと来た方へ押し やった。 廊下の先が消えていた。四人の目の前にあるのは赤いGN粒子の残像が残る真っ暗な宇宙空間だ。前を 歩いていた士官は一瞬にして消し炭になってしまった。 このままここにいては宇宙の闇に呑まれてしまう。今は艦のシステムの影響でさっきまでと変わらない 気圧を保っているが、あと数秒で気圧や温度は本来あるべき宇宙の状態へと変わる。その前に艦の無事 な方へ移動しなければ。 格納庫にいたマイスターたちや沙慈とルイスも艦に砲撃があったことを知る。 金色に光っていた瞳は元の色へ戻り、急いでガンダムを起動し、プトレマイオスへ救援信号を送った。 スメラギとフェルトを急かすアレルヤとマリー。艦へ続く扉へ辿り着いた時、遠い背後でパン!と、風 船が破裂するような音がした。 スメラギとフェルトを扉の向こう側へ押し出す。その時、アレルヤの身体が宙に浮いた。 「アレルヤ!!」 扉の横のバーに掴まり、宇宙の闇に吸い込まれそうになるのを堪えるスメラギとフェルトは、アレルヤ を追って手を伸ばしたマリーを引き戻す。 「駄目よ!!貴女まで宇宙に放り出されてしまう!!」 「でも、アレルヤが…くっ!!」 「駄目ぇっ!!」 アレルヤを追って飛び出したマリー。途切れた廊下の先から宇宙に放り出される寸前でアレルヤを捕ま える。 「マリー…っ!」 「大丈夫、離さないわ!」 ◇◆◇ 『助けて…苦しい…っ、痛いよ、マリー…っ!!』 脳量子波の実験を施されるアレルヤ。マリーは五感を失った世界の中で、ただアレルヤの悲鳴だけを聞 いていた。 実験の苦しみから生まれた別人格。ハレルヤは、自分が消えることを恐れ、そしてアレルヤが苦しむこ とを悲しんだ。 『嫌だ…っ、助けて、マリー…!!』 『誰か…アレルヤを…助けてくれ…』 ◇◆◇ 「助ける…!!」 「マリー…?」 「今、あなたを助けてあげるわ、アレルヤ…」 マリーの背後でハレルヤが笑ったような気がした。いつも見せていたあの邪悪な笑みではなく、安堵し た喜びのような笑顔を…。 「アレルヤ大丈夫か!?」 ダブルオーとセラヴィーがハッチを開けて、中から刹那とティエリアが身を乗り出していた。それぞれ のコックピットに避難し、プトレマイオスとも合流したメンバーはリント少佐の乗る艦に牽制をし、早 々と撤退した。 -------------------------------------------------------------------------------------------- あれ?これマリアレじゃないですか?あわわ。アレロクで言ってたくせにどうしよう(汗) 「戻る」ボタンで戻ってくださいm(__)m |